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炭焼き窯製作

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プロジェクト2

炭焼き窯製作

炭焼き窯の製作を令和8年2月より本城の山奥に位置するCamp権代でスタートします。構造は側面を6角形に砂石を積み上げる方式とする。
砂石を積んで作られた炭焼き窯は、伝統的な窯の構造として一般的です。これは主に、窯の壁や天井の骨組みを形成するために利用され、その上に土や粘土を重ねて構築されます。 

 

砂岩は全て堀土の中に設置し、焚口はレンガで構成する

 

構造と特徴
壁と骨組み: 炭焼き窯は、まず地面を掘ってスペースを作り、その周囲に石やレンガを積み上げて壁(側壁)を形成します。地元の山で手に入る石材がよく利用されます。
天井(土天井): 天井部分は石やレンガだけでは高温に耐えられない、あるいは均一なドーム型にしにくい場合があるため、多くは土で作られます。
天井を作る際には、まず原木や短い材をドーム状に敷き詰めた上に薦(こも)などを被せます。
その上から山砂(砂利に近い、さらさらした白い砂)をかけて棒で叩き固めることで、強度と耐熱性を持つ天井が形成されます。焼成時の熱で土が焼結し、より強固になります。
熱に強い素材: 特に備長炭を焼くような1000度以上の高温になる窯では、火に強い赤土や特定の石材が選ばれます。
耐久性: 石積みの窯は、適切な材料(焼けた赤土を混ぜるなど)と工法で作られることで、高い耐久性を持ちます。
 

この窯を参考に製作(参考画像:きたもっくLogより)

 
CAMP権代の炭焼き窯製作計画はこちら
役割
砂石は、窯の構造を物理的に支える骨組みとしての役割と、窯内の温度変化に耐える耐熱材としての役割を兼ね備えています。セメントなどの近代的な材料を購入する以外は、現場で調達可能な自然素材で構成されるため、持続可能で伝統的な技術と言えます。 このように、砂石を積んだ炭焼き窯は、地域の資源を活かした昔ながらの知恵と技術に基づいた窯の形式です。
目的と環境
炭及び竹炭は生活におけるあらゆる場面で活用でき、特に農業面においては特段の効果があることから、年間を通じて生産することとする。
Camp権代には木炭の材料として特に優れているクヌギが10年を経過したものが約6,00本、そして令和3年において新たに3,000本を植栽したことで数年後に利用できる充分な本数を確保することができた。
木炭(クヌギ主体)
シイタケの原木栽培用に10~15cm径のクヌギを一旦株元20cmを残し伐採し、その株元から萌芽する直径5~7cmの枝を炭の材料とする。
副産物として木酢が採集できることで、それを害虫防除などに使用する。
竹炭(孟宗竹主体)
市内各地に繁茂し、所によっては迷惑がられている孟宗竹を材料にする。
副産物として竹酢が採集できることで、それを野菜栽培に活用する。

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一般的な炭の効果
 

炭の一般的な効果は、多孔質構造による吸着・消臭作用遠赤外線による保温効果調湿作用マイナスイオン発生土壌改良など多岐にわたります。これらの効果により、生活空間の快適性向上、料理の風味増進、水の浄化、農業への活用などが可能です。 
主な効果

  • 消臭・調湿作用
    • 微細な穴が、ニオイの素や余分な湿気を吸着する。
    • 梅雨など湿気の多い時期は水分を吸湿し、乾燥する時期には蓄えた水分を放出する。
    • 水中の塩素を和らげたり、雑菌を吸着したりする効果もある。
  • 遠赤外線効果
    • 炭から出る遠赤外線が、食品の表面をカラッと焼き上げ、中までふっくらと加熱する。
    • 身体を芯から温め、血行を促進する。
  • マイナスイオン効果
    • マイナスイオンを放出し、ストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できる。
  • 土壌改良(下記参照)
    • 土壌の通気性や保水性を高め、微生物の住処となることで作物の生育を助ける。
    • 土壌の栄養分を保持したり、化学肥料の負担を減らしたりする効果もある。
  • その他
    • 還元力により酸化を防ぎ、酸化を好む雑菌の繁殖を抑える。
    • 多孔質構造が音を吸収するため、防音効果も期待できる。

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野菜栽培における炭効果

野菜栽培における炭(特にバイオ炭やくん炭)の主な効果は、土壌改良生育促進です。炭は、その多孔質な構造とアルカリ性という性質により、土壌環境を根本的に改善します。 主な効果は以下の通りです。

 
1. 土壌の物理性の改善(保水性・通気性の向上) 

  • 多孔質な構造: 炭は内部に無数の微細な孔(あな)を持つため、スポンジのように水分や空気を保持する能力が非常に高いです。
  • 水はけ・空気の循環促進: 土に混ぜ込むことで、土壌粒子間に隙間が生まれ、水はけ(透水性)や通気性が向上します。これにより、作物の根が必要な酸素を効率よく取り入れ、根腐れを防ぐことができます。 

2. 保肥力(肥料持ち)の向上

  • 肥料の吸着・保持: 炭の広い表面積と吸着性により、肥料成分(特にカリウムなど)を一時的に吸着し、土壌中に保持します。
  • 効率的な栄養吸収: 保持された肥料は、植物の根が必要な時に効率よく吸収できるようになるため、肥料の流出を減らし、節約にもつながります。 

3. 土壌の化学性の改善(pH調整・有害物質の吸着)

  • pH(酸度)調整: 炭はアルカリ性であるため、酸性に傾きやすい日本の土壌のpHを調整し、多くの野菜が育ちやすい弱酸性〜中性の環境に近づける効果があります。
  • 有害物質の吸着・分解: 土壌中に残留している農薬や化学肥料の有害成分、その他の有害物質を吸着し、微生物による分解を促進する働きがあります。これにより、土壌環境が浄化され、根腐れを防止します。 

4. 土壌生物性の改善(微生物の活性化)

  • 微生物の住処を提供: 炭の多孔質な内部は、土壌中の有用な微生物にとって格好の棲み処(すみか)となります。
  • 土壌環境の改善: 微生物が活発に働くことで有機物の分解が促進され、土壌全体の生態系が改善されます。 

5.結果としての効果
これらの土壌改良効果により、

  • 野菜が丈夫に育つ
  • 病虫害の発生が減少する
  • 収穫量が増加する
    といった効果が期待できます。 

炭は、土壌改良資材として政令指定もされており、環境に優しい持続可能な農業資材として注目されています。 

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炭の鮮度維持(保存)効果

 
炭は、その多孔質な構造により、野菜や果物などの植物の鮮度を長く保つ効果があります。主な効果とメカニズムは以下の通りです。 
主な効果

  • エチレンガスの吸着・除去: 野菜や果物は、成熟を促す植物ホルモンであるエチレンガスを自然に放出します。このガスが周囲に留まると、植物の老化や腐敗が早まります。炭はエチレンガスを吸着する性質があるため、保存容器や冷蔵庫に一緒に入れることでガス濃度を下げ、鮮度維持に役立ちます。
  • 調湿効果: 炭は湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥している時には放出する調湿機能を持っています。これにより、植物の保存に適した一定の湿度環境を保ち、乾燥や結露による傷みを防ぎます。
  • 抗菌・防腐効果: 炭には有害物質を吸着したり、有用微生物の活動を活発化させたりする効果があり、根腐れの防止やカビの発生を抑えることにつながります。 

使用方法

  • 冷蔵庫や保存容器に入れる: 適量の竹炭や木炭を布袋などに入れ、野菜室や青果物の保存容器にそのまま置きます。
 
  • 水耕栽培や活け花に利用する: 水の中に炭を入れることで、水の浄化作用や抗菌作用により、水の腐敗を遅らせ、植物を長持ちさせることができます。
  • 土壌改良材として: 園芸や家庭菜園では、粉砕した炭を土に混ぜることで、土壌の通気性・保水性・保肥性を改善し、植物が元気に育つ環境を作ることができます。 

注意点

  • 定期的な手入れ: 炭の吸着力は永続的ではないため、定期的に天日干しをすることで、吸着した水分や臭いを放出し、効果を回復させることができます。
  • 適切な使用量: 土壌改良に使用する場合、入れすぎると土壌のpHがアルカリ性に傾きすぎる可能性があるため、適切な量を守ることが重要です。 
もみがら燻炭

 
もみ殻くん炭には木炭や竹炭と同じように土壌の通気性・排水性・保水性の向上、土壌微生物の住処となるとともに、pHの矯正、消臭効果など、多様な効果があります。特に、保水性と通気性を両立させ、窒素飢餓を起こさない点が、生のもみ殻と比較して優れています。
更にもみがらに含まれるケイ酸が作物を丈夫にすることで病害虫への抵抗力が向上します。
土壌改良効果 

  • 通気性・排水性の向上: 炭化によってできる微細な穴が土壌の隙間を広げ、水はけと空気の通りを良くします。これにより、根腐れ防止につながります。
  • 保水性の向上: 多孔質の構造が水分を保持し、土壌の水持ちを良くします。また、肥料分を保持して、植物が必要な時に供給しやすくします。
  • pH矯正: pH 8〜10のアルカリ性のため、酸性に傾きがちな土壌を中和します。 

生物・作物への効果 

  • マルチ効果一般的に使用されるポリマルチと違い、それ自体が植物由来であるため栽培後の片付けが不要で土中にすきこむことで土壌を改良します。
    冬場の地温上昇と保温の効果が高く、夏場は燻炭の上に焼いていないもみがらを追加すると余分な地温上昇を防ぐことができます。ただ畝に施用する場合は流亡を防ぐために土を細かくしすぎないように注意します。
  • 微生物の住処: 多孔質な構造が有用な微生物(菌根菌や糸状菌など)の住処となり、微生物の多様性と活性化を促し、土壌環境を改善します。
  • 作物の強化: ケイ酸を多く含み、水に溶けやすい形になることで、植物が吸収しやすくなります。ケイ酸は作物の茎や葉を丈夫にし、病害虫への抵抗力(耐倒伏性など)を高めます。
  • 害虫・病害予防: 特有のニオイがアブラムシなどの害虫を嫌がらせる効果があります。また、土壌微生物の多様化によって病害抑制も期待できます。 

その他の効果 

  • 消臭効果: 臭いを吸着する性質があり、有機肥料などから発生する悪臭を軽減します。

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