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美味しさへのこだわり

美味しさへのこだわり  DELICIOUS  

美味しさの要素 人の味覚 旨さの成分 究極の美味しさを

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美味しさの要素

野菜の美味しさを高める要素は多岐にわたり、野菜そのものの特性(生産者側の要素)と、食べる側の状況(消費者側の要素)の両方に起因します。
 1. 野菜そのものの特性(生産者側の要素)主に以下の4点が重要です。 

  • 品種:美味しさを追求した品種改良が行われており、品種によって元々の味や風味、食感が異なります。
  • SGV-Kushima:我が国トップのタキイ種苗の野菜品種のなかで、味がよく季節と栽培状況に応じた最適な品種を選択しています。

 

  • 栽培方法・環境
    • 土壌と肥料:窒素、リン酸、カリウムなどの基本栄養素のバランスが重要です。特に、アミノ酸肥料の使用は食味の向上につながるとされています。
    • SGV-Kushima微生物と酵素を添加した完熟堆肥、微生物の住みかとなるクヌギ木炭・孟宗竹炭を混入、菜種油粕、魚粉(イノシン酸)、着果と味を高める特殊微生物で発酵熟成したリン・カリ・マグネシウムの混合肥料、定期的なPSB(光合成菌)と酵素の混合水を使用することで美味しさ(旨さ)を極める。

     

    • 水管理(水ストレス):トマトなどの果菜類では、土壌の水分を制限する「水ストレス」を与えることで、果実の成分濃度が高まり、甘みや旨みが増すことがあります。
    • SGV-Kushima水ストレス管理は生育不良や、収量減、ときにカルシウムの吸収を妨げるなどの注意点もあるが、作物の体質と味を高めるメリットがあることから、ハウス雨よけ栽培のトマトやスイカ、メロンで水分調整栽培を行う。
 
  • :旬の時期に収穫された野菜は、栄養価が高く、最も美味しく食べられます。

SGV-Kushima当園の野菜栽培はビニールハウス以外すべて露地栽培となるので基本的にはそれぞれの野菜収穫が旬といえるが、それでも夏野菜については7月から8月までの猛暑の時期はかなりのストレスによって勢力が弱まるため、一部遮光栽培を行うことで良品生産を目指す。

 
  • 鮮度:収穫から食卓に並ぶまでの時間が短いほど、鮮度が保たれ、本来の美味しさを味わえます。
  • SGV-Kushima果菜類の早朝収穫即出荷及び直販、キュウリにおけるブルーム発生台木の使用、出荷箱に炭を同梱、鮮度維持フィルム、保冷貯蔵などの鮮度を保つ管理を行うことで、新鮮な状態の野菜を消費者に届ける。

 

  • 成分
    • 五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味):これらの基本味のバランスが美味しさを構成します。例えば、糖度(甘味)や適度な塩味と酸味は重要な要素です。
    • SGV-Kushima野菜の旨味成分であるグルタミン酸、甘みを出す糖分、適度な塩味のそれぞれの量とバランスを極めることで最高の味(旨味)を引き出す。

     

    • 香り(風味):野菜特有の香りの成分も美味しさに大きく影響します。
    • SGV-Kushima自然的栽培で育つ当園の野菜たちは、本来の香りを最大限に醸し出すと思われることで、それを念頭に入れた栽培を行う。

     

2. 食べる側の状況(消費者側の要素)美味しさは主観的なものであり、以下のような要因も影響します。 

  • 環境と雰囲気:誰と、どのような環境で食べるかが美味しさの感じ方に影響します(例:家族みんなで「美味しいね」と共有する)。
  • 食経験と食習慣:幼少期の食体験や習慣が味の好みや美味しさの評価に影響します。
  • 体調:体調や口腔内の状態(清潔さ、唾液の量など)も味覚に影響を与えます。
  • 視覚(色・見た目):料理の彩りや盛り付けなど、視覚情報も美味しさの重要な要素です。
  • 思い込み:ブランドや生産者のこだわりを知ることで、美味しさへの期待感が高まることもあります。 

これらの多様な要素が複合的に絡み合うことで、総合的な「美味しさ」が決まります。

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人の味覚

人の味覚は、舌にある「味蕾(みらい)」という器官の「味細胞」が、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つの基本味を感じることで成り立っています。この5つの味は、それぞれが栄養源の目安(甘味・塩味・旨味)や危険信号(酸味・苦味)としての役割を持ち、生存に不可欠な感覚です。 味覚の仕組み
 

  • 味蕾と味細胞: 舌や喉などに「味蕾」と呼ばれる約7,500個(成人)の味覚センサーがあり、その中に味細胞があります。
  • 味細胞の働き: 味細胞は、食べ物に含まれる化学物質を刺激として受け取り、神経を介して脳に伝え、味覚として認識させます。
  • 味の伝達経路: 舌の部位によって味覚の感じ方に差があるという従来の説は誤りで、舌全体で5つの基本味すべてを感じることができます。 
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5つの基本味とその役割

  • 甘味: エネルギー源となる糖分を示します。
  • 塩味: 体に必要なミネラル(塩分)の存在を示します。
  • 旨味: 体を作るアミノ酸などを含んでいることを示します。
  • 酸味: 食べ物が腐敗している可能性の警告です。
  • 苦味: 毒物である可能性の警告で、人間はこれに非常に敏感です。 
  • ※20世紀初期までの基本味は4つで、旨味は約100年前に日本で発見された味覚になります。
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その他の味覚と感覚

  • 辛味、渋味など: これらは味蕾で感じる「味」ではなく、痛みや温度など「触覚」として感じられます。
  • 相乗・抑制効果: 複数の味が混ざることで、味が強まったり(相乗効果)、弱まったり(抑制効果)することがあります。例えば、昆布とかつお節の合わせだしは旨味が増し、コーヒーに砂糖を入れると苦味が抑えられます。 
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味覚の変化と発達

  • 味覚の発達: 乳幼児期に味覚が最も発達し、成長するにつれて味蕾の数が減少するため、子どもの方が大人よりも味覚を感じやすいとされています。
  • 加齢による変化: 加齢とともに味蕾が減少し、味に対する感度が低下します。そのため、高齢者が濃い味付けを好むようになるのはこのためです。
  • 舌苔(ぜったい): 舌の上に付着する汚れが多すぎると、味が感じにくくなる原因になります。歯ブラシではなく舌ブラシで掃除することが推奨されます。 

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旨さの成分

旨味のメカニズムは、舌の味蕾にある「うま味受容体」に、旨味成分であるグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸が結合することで生じます。この受容体への結合により、味覚神経を介して脳に情報が伝達され、「うま味」として脳が認識します。特に、グルタミン酸などのアミノ酸と核酸系の旨味成分を組み合わせると、受容体が相乗的に活性化し、より強く旨味を感じるようになります。 
1. 旨味成分の感知 

  • 食品を口に入れると、唾液と混ざり、旨味成分が舌の味蕾にある味細胞に感知されます。
  • 味細胞の表面には、グルタミン酸や核酸系成分と結合する「うま味受容体」が存在します。
  • これらの旨味成分が受容体に結合することで、味覚神経を介して脳に「旨味」の情報が送られます。 

2. 旨味の相乗効果 

  • グルタミン酸(アミノ酸系)とイノシン酸・グアニル酸(核酸系)を組み合わせることで、旨味はさらに増強されます。
  • これは、核酸系の成分がグルタミン酸受容体の活性を高めることで、より多くのグルタミン酸の旨味を感じられるようになるためです。
  • 具体的には、グルタミン酸とイノシン酸の比率を1∶1にすると、旨味は約7〜8倍に増強されるといわれています。 

3. 脳での認識 

  • 脳の味覚野で旨味の情報が処理され、他の感覚情報と統合されることで、私たちは最終的な「おいしさ」を総合的に判断します。 
 

「おいしさ」は五感全体で感じるもので、「旨さ」は「おいしさ」を構成する要素の一つである「うま味」を指す言葉です。また、「旨さ」は「おいしさ」と同じ意味で使われることもあります。 
おいしさ

  • 味覚(うま味、甘味、酸味、塩味、苦味)だけでなく、見た目、香り、食感、噛んだときの音など、五感を総動員して感じる包括的な感覚です。
  • 食べる環境、体調、気分なども大きく影響します。 

旨さ(うま味)

  • 学術的な意味: アミノ酸のグルタミン酸や核酸のイノシン酸・グアニル酸がもたらす、第5の味覚である「うま味」のことを指します。
  • 一般的な意味: 「おいしさ」と同義で使われ、料理全体の味の良さや満足感を表現します。

 
野菜の美味しさは、旬、品種、鮮度、土壌、栽培方法など多くの要因で決まりま
す。これらの要素に加え、調理法や食べる状況、個人の経験や先入観なども味覚に影響します。 
主な美味しさの要因

  • : その季節に合った時期に収穫された野菜は、甘みや旨みが増します。冬野菜は寒さに耐えてじっくり成長することで甘みが強くなります。
  • 品種: 品種改良により味の向上が図られ、また栽培性や流通性も考慮されたものが作られています。
  • 鮮度: 収穫後の呼吸によって栄養成分が失われるため、追熟推奨品目以外は収穫後できるだけ早く適切な方法で保存することが重要です。
  • 収穫要因: 一日のなかの収穫する時間帯によって味に変化が生じ、果菜類では早朝収穫がお勧めです。
  • 土壌: 栄養豊富な土壌で育つと、野菜の味が濃く、栄養も豊富になります。農薬や化学肥料を多く使うと土が痩せ、味に悪影響が出ることがあります。
  • 栽培方法: 無農薬でも、化学肥料を多用するとえぐみや苦味が出やすくなります。有機栽培の野菜は、えぐみが少なく甘みが際立つ傾向があるという研究結果もあります。
  • 調理方法: 同じ野菜でも、調理法によって甘みや風味、食感が変わり、美味しさが変わります。 
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その他の要因

  • 食べる状況: 一人での食事か、大勢での食事かなど、シチュエーションも美味しさを感じさせる一因です。
  • 先入観: その野菜への知識や、過去の経験、先入観が味覚に影響します。
  • 好み: 人それぞれに食べ物の好みが違い、その程度によって美味しさの感じ方も変化します。
  • 追熟: 品種によっては、収穫後に追熟させることで甘みや美味しさが増すものもあります(例: トマト・カボチャ・メロン)。 

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究極の美味しさを

味を高める栽培を基本に更なるバージョンアップを目指す

野菜の旨味を引き出す栽培には、土壌の微生物を増やす「循環農法」や「自然栽培」旬の時期を活かす適切な熟成期間を設けるといった方法があります。土づくりを基本に作物の種類に応じて最適な栽培方法や収穫・保存の仕方を選ぶことが、旨味を最大限に引き出す鍵となります。
野菜の味
葉(葉菜)・果(果菜)・根(根菜)内部の旨味成分量によって大きく変わってきます。具体的には、野菜共通の旨味成分であるグルタミン酸が多く蓄えられ、且つ僅かな塩味があることで甘み感が増し誰もが美味しいと感じられる野菜になります。
栽培土壌
大分類として水田土壌・畑地土壌・山林土壌、中分類となる土の種類は火山灰土・沖積土・粘土など多様で、その状態と配合割合で大まかには砂土、浄土、埴土に分けられます。小分類となると千差万別でその種類は多種多様といえます。
野菜栽培では水耕栽培やロックウール栽培のような土を使わないものもありますが、ほとんどはそれぞれの地域で受け継がれた土壌そのものに播種又は植付けて栽培しています。
そのため全ての土壌が野菜栽培に向いているとはいえず、だからこそ土壌の保水力や通気性を高める客土や堆肥を施すなどの改良策が必要とされます。
客土は本来の土壌の性質とは異なる土を20~30cm上乗せして混合(耕起)することで保水と通気の良い土壌に改良することですが、それが出来なくても良質堆肥を5~10cmの高さ施し耕起することで充分な土質改良効果が生まれます。客土と堆肥施用を組み合わせれば土壌環境が更に改善されます。良質堆肥の条件はこちらのページを参照してください。
 

完熟堆肥効果

適正な手順で完熟した堆肥は微生物のはたらきにより、元来のアンモニア態の窒素から硝酸態窒素(一部アミノ酸)への分解スピードが速まり、それにプラスしてリン酸やカリ、微量要素を植物が吸収することで光合成(PSB施用)によるチッソからタンパク質・アミノ酸への成分移行がスムーズに行われ旨味成分となるグルタミン酸が豊富に精製されます。その効果(結果)として植物体(野菜)の健康と旨味向上につながります。
また、動物性の堆肥(牛糞・豚糞・鶏糞)には塩分(ナトリウム)が適当に含まれているため、植物体の旨味成分に適量の塩味が加わり、それが糖度以上の甘み感を増してくれます。(例=スイカに味塩を振りかける甘み増感効果)

水道水に光合成菌を混ぜて使用。

野菜と光合成菌は、光合成菌が野菜の生育を助ける関係にあります。光合成菌は、有害物質を栄養源にしながらアミノ酸やビタミンなどの栄養分を生成し、作物の根の発育を促したり、病害を予防したりすることで、収量増加、品質向上、ストレス耐性付与に貢献します。 

光合成菌の働きと効果

土壌環境の改善:
硫化水素やアンモニアなどの有害物質を分解して栄養分に変換します。
土壌中の微生物の活動を高め、有機物の分解を促進します。
作物の生育促進:
アミノ酸やビタミンを生成し、作物に栄養を供給します。
根の呼吸を活発にし、根の張りを良くします。
作物の体格を良くし、茎葉と根のバランスを整えます。
品質向上と収量増加:
果実の色を鮮やかにし、光沢を良くする効果が期待できます。
ビタミンB1、Cなどの含有量を増加させることが報告されています。
収量増加につながることが確認されています。
病害予防と耐性付与:
土壌病害の原因となる菌の繁殖を抑えます。
塩害、低温、乾燥、高温などの環境ストレスへの耐性を高めます。 
まとめ
光合成菌は、野菜にとって有害な物質を分解して栄養を作り出す「天然のサポーター」のような存在です。光合成菌を適切に利用することで、土壌が改善され、野菜はより健全に育ち、品質も向上します。

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