菌ちゃん農法 kinchan
now:
循環型菌ちゃん農法
菌ちゃん農法は、そのものが循環型農業のスタイルとなる。
しかも、通常の有機的栽培の耕種基準にある堆肥や肥料を使わずに、雑木の幹や枝、雑草や稲わら、作物の残渣(ざんさ)、食品廃棄物などを圃場(田畑)に直接伏せ込むことで、従来なら厄介なゴミとして扱われていたものを有益活用でき、それが自然環境への負荷軽減を目指す持続可能な農業のかたちとなり得ます。
土壌の微生物活動を活性化させて作物の本来の力を引き出し、全く自然のサイクルの中で生産性を維持・向上させることができ、最終的に土に還元されます。
主な特徴と具体的な取り組み
- 資源の循環利用:通常は栽培に使わない剪定枝や、作物の茎や葉を土に還す(鋤き込む)、食品残渣を飼料にするなど、廃棄物を資源として有効活用できます。
- 土壌の改善:有機物を深く耕し込んで腐植させ、微生物の活動を活発化させることで土壌の通気性や保水性を高め、作物が育ちやすい環境を作ります。
- 化学資材の不使用:土壌が豊か(肥沃)になり、化学肥料や農薬を使用しないことで環境汚染を防ぎます。
- 多様な手法をプラス可能:
- 炭素循環農法:炭素(ワラなど)と窒素の割合を調整して土を活性化させ、菌の働きで虫がつきにくい土壌を作ります。
- 発酵循環農法:発酵液(微生物資材)を散布して土壌の地力を補い、作物の成長を促進します。
- BMW技術:バクテリア、ミネラル、ウォーターの力を利用し、土着微生物を活性化させます。
メリット
- 環境負荷の軽減(土壌・水質汚染の防止、CO2排出削減)。
- 外部資材への依存が減り、コスト削減になる。
- 作物の味が良くなる、生命力が高まる。
- ゴミの減量にもつながる。
関連する概念
- 環境保全型農業:物質循環だけでなく、生物多様性の維持や地球温暖化防止など、より広範な環境保全に焦点を当てた農業。
- 自然栽培:無農薬・無肥料を基本とし、外部からの投入をせず、土の力だけで作物を育てる農法。
循環農法は、単に化学品を使わないだけでなく、自然の仕組みを理解し、土と生き物との共生を通じて、農業の持続可能性を高めることを目指す考え方になります。
材料の伏せ込みと畝立て
菌ちゃん農法の「材料伏せ込み」とは、畝(うね)作りで糸状菌のエサとなる落ち葉や枝、枯れ草などの有機物を土に混ぜ込む(伏せる)作業を指し、これによって土壌中の微生物(菌ちゃん)が活性化し、肥沃で水はけの良い土を作るのが目的です。具体的には、畝の溝(深さ30~40cm)にこれらの有機物を入れ、その上に土をかぶせたり、土と混ぜたりして、菌が分解しやすい環境を作り、最終的に台形に整えるのが基本的なやり方です。
伏せ込みの材料と方法
- 材料: 糸状菌が好む「落ち葉」「枯れ草」「木の枝」「竹くず」など。
- 畝の作り方:
- 溝掘り: 畝の中央に深さ30〜40cmほどの溝を掘る。
- 有機物投入: 溝に有機物を厚さ10〜15cm程度入れる。
- 土との混合: 掘り出した土と有機物を混ぜ合わせる(改善版では、有機層の下10cm程度まで土と混ぜる)。
- 盛土・整形: 有機物の上に土をかぶせ、手で押し固めながら空気を含ませ、最終的に肩がなだらかな台形になるように整える。
ポイント
- 目的: 有機物を分解する菌(糸状菌)のネットワークを育み、土壌の保水力と通気性を高める。
- 石灰は基本的に使わない: 微生物の活動を妨げないよう、化学的な資材は避けるのが基本。
- 草の種類: 硬いススキやセイタカアワダチソウも良いが、柔らかい草は他の細菌が食べることもあるため、しっかり有機物層を形成することが重要。
この方法で、肥料なしでも豊かな土壌が育ち、作物が元気に育つ環境が作られます。
Youtube
サルベストロール【抗がん成分】
サルベストロールとは、無農薬の野菜や果物に含まれる植物由来の天然成分で、植物がカビから身を守るために作る防御物質です。体内でがん細胞特有の酵素(CYP1B1)と反応して抗がん物質に変わり、損傷した細胞を排除する働きが期待され、正常細胞には影響がないため、医療現場でも注目されていますが、農薬使用により現代の摂取量は減少傾向にあります。
特徴と働き
- 植物の防御成分:真菌(カビ)に攻撃された植物が、自らを守るために生成する成分です。
- がん細胞への特異性:体内でCYP1B1酵素と反応し、がん細胞のみを標的としてアポトーシス(細胞死)を誘導します。
- 正常細胞への安全性:正常細胞にはCYP1B1酵素がほとんど存在しないため、悪影響を与えません。
- 摂取量の減少:農薬が使われる現代の農法では生成されにくく、摂取量が100年前の1/10程度に減少していると言われています。
含まれる食品例
- 果物:リンゴ、ブルーベリー、イチゴ、ブドウ、レモンなど。
- 野菜:アボカド、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ニンニク、オリーブなど。
- ハーブ:バジル、ルイボス、ローズヒップ、セージ、タイムなど。
摂取方法
- オーガニック食品:無農薬栽培の野菜や果物を選ぶ。
- 皮や種も利用:皮や種、中皮にも多く含まれるため、捨てずに調理することが推奨されます(例:皮ごとジャム)。
- サプリメント:不足分を補うために医療機関専売のサプリメントも存在します。